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院長のつぶやき

第46回(平成27年10月30日)
「70%」

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「70%」

もうすっかり秋ですね。栗ご飯をもち米を混ぜて炊くと、本当においしいですね。マツタケは中々お高くて豊富に食べられませんが、滋賀県の某お店に行くと、近江牛と共にたらふく食べ放題なんですね。

ところでタイトルの「70%」という数字は、皆さん何だと思いますか。前回のつぶやきのタイトルは「10%」という事で、日本人で歯科の定期的なメンテナンスを受けている方の割合でした。うちの医院にかかられた患者さんで、定期的なメンテナンスを受けている方もやはり「10%」位だというお話をしましたが、実は当院の日々の診療において、来られる患者さんの7割がその「10%」に含まれる予防に熱心な患者さんの層で占められているのです。

即ち、当院の毎日の主な仕事は、10人のうち7人が予防的メンテナンスで、虫歯や入れ歯作りなどの治療行為は3割程度の少数派であり、圧倒的な多数派は予防意識の高い、QOLを実現している患者さんで占められているという事です。

日本全体では、1割程度しか存在しない予防意識の高い患者さんが、当院の毎日の来院者としては圧倒的多数であり、予防意識の低い、その場限りの治療を望む患者さんは少数派となっているので、肩身の狭い思いをしています。治療をしている私自身も、歯を本当に大切にしたいと思っている患者さんを相手にしている方がやりがいがあるので、日々、仕事をしていて非常に充実感があります。

患者さん達も皆、にこにこして雑談を交わしながら当院に通われています。こういう予防処置を主とした歯科医院の運営が理想であり、当院では今まさにその理想が叶っております。今後も更に歯科医師として精進を続け、信頼して下さる患者さんのお口の管理をあと50年は、即ち私が100歳になるまでは続けていこうと、自分の目標として掲げております。


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